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「その刃で、悪夢を断ち斬れ」鬼滅の刃に見る、専門職制度

「よもや、よもやだ」 煉獄杏寿郎300億の男に。

10月16日(金)に公開された、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、
12月20日(日)までの66日間で
観客動員数2,317万3,068人、
興行収入は311億6664万7,900円に達しました。

「よもや、よもやだ」
煉獄(れんごく)さんの呟きが聞こえそうではないですか?

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は、公開からわずか10日で100億に達し、
Twitterでハッシュタグ「#煉獄さん100億の男」がトレンド入りしました。

興行収入100億円を突破してからは
「煉獄さんを 300億の男に」
と、一部のファンの間では "煉獄杏寿郎を300億の男にする" ために、再び映画館に足を運ぶ盛り上がり。
興行収入300億を達成したニュースを受けて、Twitterでは「#煉獄さん300億の男」をはじめ、
関連ワードが次々とトレンド入りしました。
1週間が経過した現在(12月21日)でも、上位10位の内鬼滅の刃の関連ワードが4つも入っています。

興行収入歴代一位の「千と千尋の神隠し」を超えるのは、時間の問題と思われますが、
12月26日(土)からは全国82館の劇場でMX4D、4DXの上映が決定し、さらなる追い風となるでしょう。

「柱」と言う専門職

煉獄杏寿郎は、
鬼殺隊の中で最高位に立つ「柱(はしら)」と呼ばれる9人の剣士の一人です。

柱には
水柱、蟲柱、炎柱、音柱、岩柱、恋柱、霞柱、蛇柱、風柱
の9種類があり、
それぞれ特徴的な呼吸等の使い手で、敵である「鬼」と戦っていきます。

例えば、水柱は、
水の呼吸 壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)
から
水の呼吸 拾ノ型 生生流転(せいせいるてん)
までの10の水の呼吸の型を操ります。

更に、水柱である冨岡義勇はオリジナルを身に付け、
那田蜘蛛山(なたぐもやま)で下弦の鬼・累(るい)の血鬼術を
水の呼吸 拾壱ノ型 凪(なぎ)
を繰り出して、いとも容易く防ぎきるのです。

まるで、それぞれがその呼吸の「マイスター(専門職)」のようにも思えます。

ビジネスエージェントのマイスター制度

ビジネスエージェントでも、マイスター(専門職制度)が導入されました。
ビジネスエージェントでも、マイスター(専門職制度)が導入されました。
マイスター(Meister)は、ドイツ語で巨匠や大家と言う意味で、ドイツでは資格として確立されており、確かな技術の育成の証となっています。

日本で「マイスター制度」と言えば、
厚生労働省にも「ものづくりマイスター」「ITマスター」「テックマイスター」などが有りますね。
https://www.monozukuri-meister.javada.or.jp/mm/mm/contents/home/

2005年に導入したオムロン株式会社は、リクルートサイトで分かりやすくその制度を説明しています。
https://www.omron.co.jp/jinji/career/specialist/


弊社での「マイスター」は、部下を持たずその専門技術に特化した役割を担う、非常に重要なポジションになります。

常に新しい情報を仕入れ、技術を陳腐化させない日々の努力はもちろんの事
同時に新しいものに取り組む「パイオニア」で有り続ける必要もあり、
取り込んだ新しいものを、どうサービスに取り入れていくか、浸透させていくかと言う課題への取り組み、
自身の持つ専門技術を社内にフィードバックするための勉強会の開催等
「育手」と「柱」を融合させたような、弊社のサービスになくてはならないポジションと言えるでしょう。

キャリアパスとキャリアプラン

キャリアパスとキャリアプラン
ここで「キャリアパス」と「キャリアプラン」について、考えてみたいと思います。
似て非なる「キャリアパス」と「キャリアプラン」。

「キャリア」については、
厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html)
文部科学省(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/023/toushin/04012801/002/003.htm)
にも詳しく定義されていますが、ここで二つの言葉について整理しておきます。

「キャリアパス」は、個人の職務の積み重ねや今後のポジションについて、企業側から具体的に示すものであると言えます。
その企業の中で、どういったスキル・能力を身に付け、経験を積むことによって、どのようなポジションを目指し、キャリアを積んでいけるかを明確にするという、人事用語です。

いわば、その企業での評価制度を明確にする事となり、個人にとってはその会社で何年働き、どういう経験を積み、能力を身に付ければ望むポジションを目指せるかが予測可能となります。

一方「キャリアプラン」とは、個人が自身の働き方の理想像を明確にし、そこに向かって構築していく経験・スキル・知識等を具体的な行動計画に落とし込む事と言えます。

キャリアプランを立てる第一歩は自己分析から。
自身を見つめなおし、将来を見据えて、3年後、5年後、10年後と区切って立てていく事により、具体的な行動計画を立てる事が可能となります。

もう一つのキャリアパス

今までのキャリアパスは管理職の階段を上っていくだけ
「ピラミッド型組織」の中でのキャリアパスと言えば、
主任 → 係長 → 課長 → 部長 → 事業部長 → 執行役員
と言う従業員での役職を経て、
取締役 → 代表取締役
等の役員へと昇進し、管理職の階段を上っていく事だけでした。

しかし、価値観や働き方も多岐に渡り、ティール組織へと移行していく2020年代。
1つの価値観だけに、人や社会が収まる時代ではなくなってきました。
「マイスター制度」は企業にとって、縦につながる組織図に
「専門技術」と言う横糸を通すような、強力な布陣となるでしょう。

今までの価値観が足元から崩れ去る混沌の時代に、
過去の成功体験に囚われることは、
目の前の課題に立ち向かえなくなるばかりでなく、その先にあるわずかな光さえ見落とすことになりかねません。

ピラミッド型組織で勝ち取ってきた過去の栄光にすがりつく事なく、
自ら考え、切り開き、必要と思えば「他」とも融合していく力強さが
「今」を生き抜く私たちには必要なのではないでしょうか。

その刃で、悪夢を断ち斬れ

その刃で、悪夢を断ち斬れ
とはいえ、まだまだピラミッド型組織から脱却は出来ておらず
ティール組織へと移行を始めたばかり。

旧来の管理職の階段を上るような、キャリアパスばかりが頭に浮かび
役職についている人が偉く感じてしまい、どんなに貴重な技術を持っていても
どんなにお客様や社内評価が高くても
内実を知らなければ、マイスターの地位は低くみられることが多いのも現実です。

弊社の「マイスター」は 鬼滅の刃に例えていうなら、
鬼殺隊の剣士が持つ「日輪刀(にちりんとう)」のようなものだと考えます。
マイスター制度を導入したビジネスエージェントでは、 共に突き進んでゆく仲間を募集しています。
過去の成功体験(技術)は、いつ思い出しても心地よく明確な自己確立を得る事が出来ます。
ですが、それが今後も生き続けるとは限りません。
時にはそれが「覚める事のない悪夢」となり、足かせとなる事も考えられます。

「その刃で、悪夢を断ち斬れ」

弊社では過去の技術にとらわれる事無く、
目まぐるしく変わる時代に通用するサービスの提供に努めています。


ティール組織へと移行しつつ、マイスター制度を導入したビジネスエージェントでは、
共に突き進んでゆく仲間を募集しています。
採用情報(https://business-agent.co.jp/recruit/)

「我こそは!」
と、言う方のご応募、心よりお待ちしております。


December 22 , 2020
M.Sekimoto

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